権限と責任の考え方

管理者やリーダーなど、仕事をしていると何かしらの「権限」を持つことがありますよね。

  • 上司から部下への指示・命令
  • チームリーダーからメンバーへの依頼
  • 先輩から後輩への指導

誰かに何かを依頼したり、強制することがありますよね。
これを権限と表現することが多いです。

権限を辞書で調べると、その立場のものの権力、権利などの範囲。と表現されています。

この権限を行使するには、一定の条件が必要であると私は考えています。
この条件を無視して権限を使うと、わかりやすくいうと嫌われます!笑

理解していない人が多いので、今回のメルマガはぜひ参考にしていただきたいと思います!

権限とは

まずは権限をイメージしてみましょう。

私は権限のことを「相手に行動を指示すること」と表現しています。

「〇〇をやっておいて!」
「来週までに◾️◾️について考えておいて!」

このような指示ですね。
指示を受けたり、したりする経験はあなたにもあると思います。

一般的にこうした権限は役職者やリーダーに与えられます。

福祉業界では十分な指導を受けないまま、人員配置基準を守るために形だけの上司やリーダーになる人が少なからず存在します。

すると、権限について理解しないまま、権限を使用するようになってしまいます。
結果、多くの離職を生んだり、非効率な業務をすることにつながります。

そのような失敗を避けるために、権限と同時に大事なことを理解しておかなくてはいけない。

それが責任です。

責任とは

権限を利用する場合、一緒に責任がつきまといます。

責任ってよく使う言葉ですが、うまく言語化できない人が多い。

私なりに一番わかりやすく責任をイメージできる言葉は後追いです。

何かの指示をした場合、その指示を受けた人が困っていないか。結果を出せているか。など…その後の後追いをすることが責任に当たります。

この後追いをせず、指示通りに行動させて、結果を出せない職員のことを悪く言う上司がいます。
ですが、指示通りに物事が進まないのは指示をされた方ではなく、指示したほうの責任です。
ただ「やっといて!」と言って、すべて思い通りに行くのなら上司なんて必要ないですからね。

なので、指示をすればするほど、果たす責任も増えていくという構図を理解しておくことが必要です。

この責任を全うしない人が多いので、こういう人は「無責任」「自分のことしか考えていない」などと表現されるようになり、支持率が落ちて嫌われていきます…。

必ず後追いしましょう!

権限と責任の理解

権限も責任も、十分な理解がないまま突然与えられることがあります。

明日から主任。明日から指導者。明日から管理者。

こうして指示する立場になることで、なんだか偉くなったと感じる人がいます。
指示に従って動いてくれる部下を見て、勘違いしてしまうんですよね。

なんかこれって、PayPayやクレジットカードと似ているなーって思うんですよ!笑

目の前の現金が減らないから、つい無駄遣いしてしまう…ってヤツです。

指示の重みを理解していないから、むやみに指示して信用が無くなっていきます。
気がついたら残高不足になる。これは知らない間に職員の信頼を失って、指示に従ってもらえなくなるのと一緒だなーって思います。

PayPayやクレカで使う1,000円も、現金で目の前でなくなっていく1,000円も同じです。

権限を使った分は、同様に責任がつきまとうので、その責任をしっかりと果たそう。
その意識をしておくことで権限を効率よく使うことができます。

権限を使用する際は、意識していきましょう。